『Take it easy 』リラックスした暮らしを求めて

40代。心地良さを大切に。自分の体調改善、家族の色々と向き合いつつの楽〜なブログ

パニック発作が初めて起きた時のこと

私はパニック障害のような発作が起きるようになって4年程経ちますが、初めて発作が起きた時の事をまだよく覚えています。

 

4年前の9月だったと思います。

夜6時頃、子供と一緒にご飯を食べていました。

なんかお腹が痛いな~と思い、ご飯を食べるのを止めて横になっていました。

当時子供は5歳と2歳。お腹が痛くても、ゆっくり横になることができる訳もなく慌しく動いていると、心臓がなんかドキドキしてきました。

 

激しく動いている訳でもないのに心臓が早く動いている感じがします。

これが人生初の動悸だったので、これは何なのだろう?と少し焦りました。

 

お腹もとても痛くて、でも子供はギャーギャー言ってるし、どうしようかと思っていると、段々なんか息が苦しい感じがしてきました。

 

この辺から私はかなり焦っていたと思います。

これって大変な病気なんじゃないか?

私が倒れたら子供達はどうしよう!

近所の友達に助けを求めようか?

救急車を呼ぼうか!?

 

それと同時に頭から血の気が引くような、意識が遠のくような感じがしました。

 

もうこの辺は大パニックです。

 

私死んじゃう!本気でそう思いました。

 

その時「ガチャッ」と鍵が開く音がして、

本当に奇跡的としか思えないのですが、グッドタイミングで旦那が帰って来ました!!

 

帰る時には連絡をくれるのですが、その日はバタバタしていてケータイを見ておらず、

会社から家まで一時間半程かかるので、旦那に助けを求めることは諦めていました。

 

多分旦那は、玄関のドアを開け、とてもびっくりしたと思います。

 

私は、確か、玄関の近くの廊下でビニール袋を握り、横になり苦しそうにもがいていたと思います。

今思うとちょっと笑える状況ですが、この時の私はもう恐怖で訳がわかりません。

 

きっと、過呼吸という言葉は知っていて、友人がなったのを見たことがあり、確かビニール袋で自分の二酸化炭素を吸い込むと良いという知識があったので実行していたらしいのと、誰かに助けを求めようとしていた為に玄関の近くにいたのだと思います。

 

この状況を見て、旦那はすぐ救急車を呼んでくれました。

 

そして、自分のことで必死だった私は、子供の事をすっかり忘れていましたが、

子供達はというと、下の子はわけが分かるはずもなく普通に廊下をウロウロしていたと思います。上の子は、普段から結構神経質で怖がりなので、この状況を見て「お母さんが死んじゃう!」と思ったのでしょう。洗面所で気分悪そうにしていたのを覚えています。

 

そんな子供達を見て少し我に返り、旦那が帰って来て、救急車も来てくれるという安心感からか少しだけ楽になってきた気がして、「お母さん大丈夫だからしっかりしな」と言ったと思います。

 

そうしているうちにすぐに救急車の人が来てくれ、色々聞かれ、手に持っているビニール袋を差し「これ持って行かれますか?」と聞かれ、「過呼吸の時にはビニール袋で吸うといいと思ったのですが。」と言ったら「今は余り使われてないですね~」と普通に会話ができていたと思います。安心するなら持っていきましょうという事になり、ビニール片手に担架で運んでいただき、救急車に乗り込みすぐに病院へ出発しました。

旦那と子供は後から車で病院へ向かうことになりました。

 

救急車に乗ったのは人生初ですので色々興味がありましたが、周りを見渡す余裕はまだなく余り覚えていません。

家の近くの総合病院に着き、すぐにベッドに寝かせていただき、心電図、脈拍、血圧などを測ったと思います。

私は大変な病気に違いないと思っていたのですが、すぐに検査などをする事はなく

「少し横になっていてください。」と言われ静かに横になっていると段々息苦しさと心臓のドキドキが落ち着いてきました。

 

そのうち先生が来て、「脳貧血だね。」と言われました。

この時色々説明されましたが、頭がまだぼーっとしていて良くわかりませんでしたが、

大変な病気ではないようでした。

 

後でネットで調べてみると、脳の血流が不足して起こる障害。と書いてありました。

今になって考えるとこれは「血管性迷走神経反射」が起こったのだと思いました。

 お腹が痛い(激しい痛み)→ 不安 → 息が苦しい・動悸(恐怖)→ 迷走神経が刺激され、抹消の血管が拡張し血圧が低下する→脳に十分な血液が送れなくなり、血の気が引き、意識が遠のくような感じがする。

 

医者ではないので正しいことはわかりませんがそんな感じだと思います。

 

その後、家族と対面し、先生に「落ち着いたら帰っていいですよ。後で念のため検査を受けてみてください。」と言われました。

この時、私は落ち着いてはきたものの、まだ動くとフラフラするし、子供がギャーギャー騒ぐと心臓がバクバクします。

家に帰って子供のお世話なんてとてもできそうにありません。

いっそのこと静かな病院で入院できたらと思いましたが、どこも悪くない為入院はできません。

 

家に帰ると、家族は「何でもなくて良かったねー!」と嬉しそうですが、私はまだフラフラ・ドキドキ・息苦しさが残っています。そして体がとてもだるい。

明日は良くなっているだろうか?

この日は、救急車に乗った興奮と不安と体調の悪さで余り寝れませんでした。

しかしあの時旦那が帰ってこなかったら…?と思うと本当にゾッとします。

 

そして、この日からパニック発作との闘い(お付き合い?)がはじまりました…